有馬記念 回顧

飛びましたね、最後も。しかもいつも以上に力強く。
今日は、どうしようもなく強かったですね。戦前では
中山が合わないと思っていましたが、そもそもそんな次元
ではなかったですね。最後の80mくらい、豊Jが完全に流して
ラスト3Fが33,8秒です。ありえないタイムです。
まぁ、メインが逃げたんですがあまりみんな意識しなかったようで、
結局番手のダイワメジャーが流れを作った感じです。
バルクもデルタもドリパスもメジャーもサムソンも、
そろそろ仕掛けるぞって思った時に、すでにディープが
後ろに来てたので、焦ったでしょうね。バルクの五十嵐なんかは、
ディープが横に来てるのをみて、追い出しを開始させたくらいです
から・・・、あれでは他の馬はなす術がない。
結局、コースとか展開とかを云々言うレベルの馬では無かったんですね。
それは、重々解っていました。でも、引退レースでしたしここで故障でも
したらそれこそシャレにならないので、どういう競馬をするのか興味
深かったのです。ですから他の馬も少しは付け入る隙があるのでは?
と思ってしまったのですが・・・。ディープファンを自称しながら、
最後に変に冷静に分析してしまって、スポーツ新聞のひねくれ穴予想記者に
なってしまいました。ということで、一押しのスウィフト
なんかに出番なし(笑)
でもよかった、ディープが飛んでくれて。飛べなくても評価は変わらなかった
んですが、にわか競馬ファンがガヤガヤ騒ぐのが嫌だったんです。
誰もが納得いく勝ち方を常に求められてきたディープは、というか、
スタッフは大変だったでしょうね。
お疲れ様でした。ほんとに、いい夢を見させていただきましたよ。
多分、私が生きている間にこのレベルの名馬が出てくることは、
ないでしょうね。それくらいの馬です。今年の競馬は色々ありましたが、
きっちりディープが締めてくれたので、今は清々しい気持ちです。
残り100mくらいから、私は泣きっぱなしでした(笑)


よかった、最後も飛んでくれて・・・。